水のコラム
混合水栓からお湯は出るけれど水が出ないときの原因や対処方法を解説
暑い季節に突如水が出なくなって困った経験はありませんか?お湯は出るのに水が出ないのは参ってしまいますよね。
お湯だけ出る現象にもきちんとした原因があります。そこで今回は、お湯は出るけれど水が出ないときの原因や対処方法を解説します。
はじめに止水栓を確認
夏季シーズンなのにカランからお湯しかでないケースでは、まず止水栓を確認してみましょう。例えば止水栓を強く締めすぎていると、お湯しか出てこなくなる現象が起こります。
とりわけ混合水栓を使っているご自宅だと、冷たい水とお湯がバランスよくなるように混ぜ合わせることにより、設定温度の水がカランから出てくるようになります。
こうした理由から、もし水道のカランをひねっても水しか出てこないときには、水量が減っている可能性が高いです。そのときには止水栓を調整して、水を多めに出しておかなければなりません。
止水栓があるところは、戸建てだと水道メーターボックスの内、マンションやアパートメントといった集合住宅では玄関の側にある計測ボックス内に設置されています。室内だとキッチンの下のところやトイレ水槽の隣に設けられています。
止水栓には2タイプあり、ハンドル方式とマイナスドライバーを用いてコントロールする型があります。
ちなみに止水栓がコチコチに固まって調整できないときは、モンキーレンチやラジオペンチなどを使用してみるといいでしょう。普通の住宅における温度調整は止水栓をコントロールすることによっておこなえます。もし夏期に入っても水が出ない状況がつづいた場合、一回止水栓を確認してみましょう。
混合水栓からお湯しか出ない理由
夏期になって水道から水が出ない原因は止水栓以外にもあります。主な原因としては以下の通りです。
混合水栓カートリッジの故障によるもの
カランから出てくる水の温度をコントロールするために必要不可欠なのが混合水栓カートリッジです。もしもこの部分に問題があると、夏期になっても水道からお湯しか出ない不具合だけではなく、水漏れを発生させる場合もあります。
混合水栓カートリッジはホームセンターやオンラインショップで購入できます。壊れた状態のままだと、問題が増加する要因となるので直ちに取り替えるようにしましょう。
取り替え方法としては、まず止水栓を閉めておきます。その後、カランに付いているハンドルパーツを取り外して、内側にあるカートリッジを外します。外し終えたら、新品カートリッジを装着します。
なおカートリッジごとに適合する製品番号が違うので、購入する前に事前チェックしておきましょう。
水道の凍結によるもの
年間の平均気温が低い地方では気象条件によって、水道管が凍り、夏期シーズンでもカランから水が出なくなるケースもあります。水道管が凍っているときには自然に溶かされるのを待ちます。
できるだけすぐに溶かしたいときは、水道管にボロ布を巻きつけ、沸騰させたぬる湯を注ぎかけておくといいでしょう。
混合水栓からお湯しか出ない場合の対処は水道業者に
夏期になってもお湯しか出ず、水が出ないときに頼りたいのが水道の専門業者です。水道の専門業者をおすすめする理由は、以下の通りです。
壊れる不安がない
水道周辺は精密なパーツ類から成り立っているので、素人だと処置に困ってしまうのが現実です。もし間違った方法で修理してしまうと、パーツ類を損壊させて問題を悪化させてしまうことにもなりかねません。無理はせずに水道の専門業者に任せるのがベストです。
必要となる工具を購入しなくてすむ
水道設備の修理をしようとするとき、人によっては必要な専門工具を全て購入しなければならなくなる場合もあります。
過去に修理を経験している人であれば工具を持っているかもしれませんが、そうでない人だと特別な工具をリサーチして購入する必要が出てきます。
電話一つで頼める
水道の専門業者にお願いする利点として大きいのが、直ちに修理作業してもらえるところです。専門業者によっては当日ご自宅まで作業しにきてくれる業者もあるので、冷えた水が必要な夏には大変嬉しいでしょう。
くわえて、専門業者によっては電話連絡だけではなく、メールやチャットでも問い合わせを受け付けてくれるところがあります。
疑問点を相談できる
水道についての心配や疑問はつきないものです。その点問題を熟知したプロの業者ですので、再発を防止するための対策や予防方法を確実に教えてもらえます。
適切な水道業者の選び方
水道関連の専門業者の中には良い業者といわれる業者とそうでない業者があります。
ここでは良い業者を選ぶ際のポイントについてご紹介します。あなたが専門業者を探すときには下記の内容を頭に入れておきましょう。
経験・実績が豊富
専門業者選びで最も大切なのが作業の経験・実績です。専門業者のウェブサイトにはこれまでの実際に施工した事例が掲載されています。
専門業者の評判をチェックする
良い業者は、多くのケースで依頼された人から高評価を受けています。専門業者のウェブサイトや比較口コミサイトには依頼した人の生の声が掲載されています。
担当スタッフの応対が手厚い
良い業者の特徴として挙げられるのが、現場の担当スタッフの応対です。
電話によるコミュニケーションだけではなく、現場のクライアントや現場周辺の人たちに対しても誠実な対応ができる専門業者であれば、安全かつ確実に作業してもらえます。
アフターフォローがきちんとしている
ほとんどの専門業者では問題があったときの保険や無償修理、返金保証(クーリングオフ制度)といった、いろいろなアフターフォローを実施しています。作業料金が高額なほど、アフターフォローの充実レベルがさらに大事になってきます。
実際のサービス内容や保証期間は専門業者によって異なるので、ウェブサイトやお問い合わせフォームを利用してチェックしましょう。
専門業者に依頼したときの費用相場
専門業者にお願いする場合に最もネックになるのが作業にともなう費用です。水道に関わる取り替え及び修理・取り替えの費用相場は以下の通りです。
・水栓やカランのパーツ取り替え(パッキンやバルブカートリッジ類):5,000~1万2,000円
・混合水栓の取り替え作業:1万~1万5,000円
・分岐水栓の設置工事:1万~1万5,000円
ただ、上記はあくまでも目安で、使われるパーツ類によっても料金が変わってきます。
くわえて、自宅まで現場担当スタッフが訪問するときの出張料金や夜間料金も加算される場合があります。水道の修理料金にはまとまった金額が必要になりますが、わずかでも安く抑える手段があります。
1つ目は、無料見積もりを利用することです。見積もりには作業内容ごとにかかる料金が詳しく書かれています。したがって、後になって追加費用やオプション費用を請求される不安がありません。
また、専門業者より提示された料金に納得できなければ、すぐに断ることもできます。2〜3社以上相見積もりをとっておけば、住んでいるエリアで最もリーズナブルな専門業者を見つけられます。
2つ目は、専門業者による割引料金が適用される専門業者を選ぶことです。
期間限定の割引料金やオンライン限定割引が利用できる事業者もあるので、近所の専門業者でこのようなキャンペーンをおこなっているか調べてみましょう。
まとめ
この記事では、混合水栓からお湯は出るけれど水が出ないときの原因や対処方法を解説してきました。
水は毎日使用する大切なライフラインなので、不具合によって生活に支障が出ては大変です。原因を知ることはできても修理するのは難しいことがほとんどでしょう。水栓の状態がおかしいなと感じたら専門業者に相談してみましょう。
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