水のコラム
シャワーヘッドを交換する目安やメリットは?手順もあわせて解説!
2022年04月01日
シャワー

毎日使用するお風呂ですが、シャワーヘッドの調子に問題はないでしょうか。シャワーヘッドには汚れが溜まりやすく掃除が難しい、そして意外とキズが付きやすいという難点があります。
そのため定期的にシャワーヘッドの状態を確認して、必要であれば交換することが重要です。今回はシャワーヘッドの交換タイミングと交換のメリット、交換方法、選ぶ際のポイントなどを詳しく解説していきます。
シャワーヘッドの交換に適したタイミング
シャワーヘッドといっても様々な種類が存在しており、メーカーによって性能などに違いもあります。しかし実は、シャワーヘッドには共通して交換すべきタイミングがあります。ここではシャワーヘッドを交換する共通のタイミングについてご紹介していきます。
具体的な交換のタイミングは、表面が劣化してきたときや破損したとき。あるいは、付着物が気になり始めたときです。
普段お風呂で使用する水道水には、塩素やミネラルなどの成分が含まれています。シャワーヘッドにある細い穴を通る際に、塩素やミネラル等の物質が少しずつ付着していきます。
付着に伴って細い穴をふさぎ、水の出が悪くなるなど快適さもなくなっていきます。また、汚れの原因の一つである水垢は擦ると落とすことはできます。
しかし、シャワーヘッドの細い穴の中をひとつずつ擦って洗浄するのは現実的ではありません。
最近では特に海外製のシャワーヘッドなどで、シリコン製のため指で簡単に付着物を落とせるようになっている製品もあります。
日本の水は軟水といい欧米の硬水に比べて比較的ミネラル分が少ない種類の水です。日本国内の水ではシャワーヘッドへの影響が少ないため、国内製でシリコン製のような製品がまだ充実していない現状にあります。
そして、ミネラル分等の堆積のみならず、長期間使用すると表面の劣化も起こります。
シャワーヘッドは、手が滑って落としてしまったり、壁にぶつけてしまったりしやすいですよね。そうして破損した部分が指や体に触れてけがをしたり、使用時に違和感を生じたりすることもあります。
そうなれば使用をやめて、新しいものに交換しましょう。
一方で上記のように劣化や使用中に不具合を感じたときだけでなく、他社の製品の性能やシャワーの質を試したくなったときに思い切って交換するのでもよいでしょう。
シャワーヘッドの交換は、DIYの経験がない人でも簡単にできます。
シャワーヘッドを交換することで得られるメリット
ここではシャワーヘッドを交換することで得られるメリットについて2つご紹介します。
交換のメリット1つ目は「節水効果」です。近年ではテクノロジーの発達により節水機能を搭載したシャワーヘッドも登場してきています。
具体的にはシャワーの穴を小さくしたり、穴の数を減らしたりする節水タイプ、空気を含んで出てくるため水量の減少を感じずに節水できる製品などがあります。
また、シャワーヘッド自身に止水ボタンがついているものもあり、水の出し方を手元で操作できるため節水になります。
お風呂は毎日使う場所なので家族が多い場合、節水の効果は非常に大きなものになるのではないでしょうか。
続いて交換のメリット2つ目は、水流を調節できることです。
シャワーヘッドはさまざまな種類が販売されていて、水流の強さや感触もさまざまです。
シャワーヘッドを交換すると、自分好みの水流に変更できます。
なかには「マイクロバブル」といった非常に細かい泡を出し、頭皮をマッサージできる機能を持ったシャワーヘッドもあります。
こうしたシャワーヘッドを使用することで、シャワータイムがよりよいものとなるでしょう。
シャワーヘッドを交換する方法
実際にシャワーヘッドを交換していく際の手順をご紹介します。
まず、シャワーヘッドの交換は業者に依頼するべきなのか、もしくは自力で交換したほうが良いのでしょうか。
先ほど触れましたがシャワーヘッドの交換は簡単で、事前準備さえしておけば素人でも問題なく交換可能です。
早速交換手順をご紹介します。初めに、ホースとシャワーヘッドの接続部分を回して緩めシャワーヘッドを取り外しましょう。
その後、新しいシャワーヘッドとホースのねじ山をかみ合わせてください。
ここできちんとかみ合えばそのまま回転させましょう。しっかりと閉まれば交換は終了です。非常に簡単な作業です。実際にインターネットで検索すると交換の様子の動画が出てくるので、一度見ておくとよいでしょう。
交換の際の注意点について3点ご紹介します。
まず1つ目に水は止めておくことです。
基本的に浴室水栓が止水の状態(シャワーにもカランにも水やお湯が出ていない状態)にしておきましょう。この状態であれば水の元栓を閉める必要はありません。
続いて2つ目は怪我に注意することです。
簡単といっても慣れない作業のため怪我をする可能性は十分にあります。怪我防止のため軍手を着用するなどして、作業を行いましょう。
最後3つ目に無理に作業を続けないことです。
サイズが合わなかったり、金具が固くて回らなかったりするトラブルが発生する可能性があります。二次被害を生まないためにも作業を中断して確認することが大切です。
シャワーヘッドを選ぶポイント
では、最後にシャワーヘッドを選ぶ際のポイントについて解説していきます。
確認すべきポイントは5つです。
取り付け口のタイプ
既存のシャワーヘッドと新しいシャワーヘッドの取り付け口が同じタイプかどうかを事前に確認しましょう。
シャワーヘッドによっては取り付け口に上手くフィットしない製品もあります。手に持って使用することが多い方は取り付け口との相性が良い製品を選ぶようにしましょう。
■重さ
シャワーヘッドによって重さも異なります。
さほど気にしない方も多いかもしれませんが、小さなお子様や高齢の方が使用する場合には重さを確認しましょう。
シャワーヘッドは軽くコンパクトで、片手で持っていても疲れにくい製品も増えてきています。
■水圧
シャワーヘッドによっては水圧が弱いもの、強いもの、自由に調整できるものなどがあります。実際にどのくらいの水圧が好みなのかを考慮して選ぶとよいでしょう。
住宅の水道環境によって水圧は変化しますので、シャワーヘッドのみで水圧をコントロールできない場合もあることを把握しておきましょう。
■節水
家族が多い方や入浴頻度が高い方にとって節水はより重要です。近年では節水機能を搭載したシャワーヘッドが登場しています。
具体的な節水の方法は複数ありますが、選ぶ際には節水機能〇%などと言う数値を参考にするとよいでしょう。手元で自由に水を止められる止水機能も節水におすすめです。
■お手入れのしやすさ
シャワーを使用している限り汚れが溜まってしまうことは仕方ないことです。
しかし、汚れを簡単に取り除けるような作りの製品を選ぶとより長持ちするでしょう。
まとめ
今回はシャワーヘッドの交換のタイミング、交換のメリット、交換方法、そしてシャワーヘッドを選ぶときのポイントについて解説してきました。
シャワーヘッドの交換を検討している方は、選ぶ際のポイントを参考にして、好みに合ったシャワーヘッドを見つけてみてください。
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