水のコラム
キッチンの排水口掃除は重曹とクエン酸がおすすめ!掃除方法や効果を徹底解説!
2022年03月04日
キッチンのメンテナンス

手のかかる台所の排水口掃除、なるべく触りたくないですよね。
排水口の掃除方法にはいくつかありますが、今回は重曹とクエン酸を使用した時短にもなるおすすめの掃除方法を紹介します。
この2つを使った方法は、体にも環境にも負担が少ないので、掃除した後の気持ちも晴れやかになるかもしれません。この機会にぜひ一度試してみてください。
キッチンの排水口が汚れてしまう理由
排水口に汚れが溜まる原因は、大きく分けて3つです。
代表的なものが「油汚れ」「洗剤」「食品のカス」です。そして中でも一番の原因を作っているのが「油汚れ」です。
そのまま油ごとキッチン排水口に流して捨てている方は少ないかと思いますが、料理で使った残りの油や皿に付着した油が取りきれていない時に、そのまま流してしまうことはよくあります。
ほんのわずかな油であっても、積もっていけば大きな塊の汚れになってしまいます。加えて、油は冷えると固まってしまい、排水管内にこびりつきます。
そこに洗剤の残りや食べ物のカスが引っかかってしまうとアウトです。また、排水口内のゴミ受けにゴミが堆積してしまい、それをそのままにしてしまうと、やがて雑菌がわき、滑りや異臭の元凶になってしまいます。
排水口の汚れを除去せずにそのままにしてしまうと、当然水の流れは止まってしまうので、異臭のする詰まりが起こってしまいます。最悪の場合、排水管の小さな隙間から水が漏れ、床下浸水や階下に被害を広げてしまうこともあり得るでしょう。
そうなっては、自力では手に負えず専門業者を呼ぶ羽目になってしまいます。ですから、汚れは放置せずに速やかに掃除をしておくことが重要です。
重曹とクエン酸を使用した、時短できるキッチンの排水口掃除方法
ここで、今回のテーマである「重曹とクエン酸を使用した時短清掃」の方法を紹介しますので、チェックしてみてください。この二つのアイテムを効果的に使用することで、キッチン使用後の清掃を時短で片付けることができます。
準備するものは「重曹・クエン酸・使用済み歯ブラシ」の3点です。
具体的な掃除の流れは、まず排水口の蓋とゴミ受けを取り外し、排水口内にダイレクトに重曹をふりかけます。その際に底が見えなくなるぐらいまで重曹をかけてください。
その上にクエン酸を蒔きかけたら、お湯を少し流し込み、シュワシュワっと発泡し始めたら5分〜20分以上そのままの状態にして待ちます。
待っている間に、排水口の蓋やゴミ受けに重曹をふりかけ、使用済み歯ブラシでゴシゴシと洗います。
最後に水でしっかりとすすぎ流してから元の状態に戻します。
もし、クエン酸がない時には、酢を使って代用することも可能です。酢は液体なので、お湯を流す手順を省くことができます。通常、クエン酸よりも酢を料理などで使う方も多いかと思います。酢をクエン酸と同じように使ってみてください。
キッチン排水口をキレイに保つ方法
キッチン排水口を一度がんばってキレイにしたものの、それを維持するは大変です。ここからは、少しでも日常の排水口清掃を楽にするための方法を紹介していきたいと思います。
これらの方法もとっても簡単で時短作業になりますので、参考にしてみてください。
■アルミで滑り防止
まず、最初に紹介するのがアルミホイルを活用した方法になります。
実は、このアルミホイルは、水分を含むと金属イオンが生じて細菌、雑菌の発生を抑える効果があります。使い方は、適度な大きさに切ったアルミホイルを丸めて排水口内のゴミ受けにそのまま置いておくだけです。
アルミホイルの効用はおおよそ30日ぐらいなので、周囲に汚れが目立つようになってきたら新しいアルミホイルに替えましょう。
■抗菌性の排水口蓋を使う
「わざわざアルミホイルを使うことに抵抗がある」という方のためにおすすめしたいのが、新規で排水口の蓋を購入する方法です。
オンラインショップやホームセンターで購入できる排水口の蓋には、抗菌性の製品もあります。手間をかけずに滑りなどを防止したいという方には、非常におすすめなので、ぜひトライしてみてください。
■お湯の力を借りる
一度排水口にこびりついてしまった汚れは大変落としにくいです。先にも触れましたが、油は冷えると厄介な汚れの塊となります。その日に付着した汚れについては、すぐに落としてしまいましょう。
何も手間をかけずに即汚れを落とす方法は、お湯を流すことです。晩ごはん後に食器を洗い終わったら、お湯を排水口内に流し込むことで、排水管内部の油汚れなどをふやかして流すことができます。
流すお湯の温度には注意が必要です。お湯が50℃以上の熱湯になると排水管(塩化ビニール素材は熱湯に弱い)が歪んだり傷んでしまいます。
お湯を流す時には、くれぐれも湯温に注意をして流しましょう。
■排水口内にゴミを溜めない
繰り返しになりますが、排水口内のゴミ受けに料理で使用した食品の残飯などをそのままにしてしまうと、雑菌が増殖する原因になってしまいます。
手付かずにすればするほど、掃除をするモチベーションも下がるので、ゴミ受けを使わない方法を試してみてはいかがでしょうか。
そこで、おすすめなのが、生ゴミを新聞紙にくるみ、直接ごみ箱に捨てる方法です。いらない新聞紙をキッチン付近に準備しておき、残飯を処理していきます。新聞紙には消臭効果があるので、とくに魚の骨など臭いがきついものにはうってつけです。
また、生ゴミ用にビニールをスタンバイしておけば、使用後すぐに捨てることも可能です。最後の手段として、可燃ゴミの収集日を逃してしまった時などは、食材残飯を新聞紙にくるみ、さらにビニール袋に入れてしばり冷凍庫に入れて保管し、次の収集日を待つという方法もあります。抵抗感がない方はぜひ奥の手として試してみてはいかがでしょうか。
重曹とクエン酸で排水口のつまりも取れる!
清掃の時にのみ注目されがちな重曹とクエン酸ですが、排水口の詰まり解消にも効果があります。その手順について解説します。
まず、排水口の蓋やゴミ受けを外して底にある排水管が目に見えるようにしておきます。
排水管内部と取り外したパーツに均一に重曹をふりかけます。最低15分以上は、そのままの状態にして重曹が汚れに浸透していくのを待ちます。
あらかじめ作っておいた「クエン酸水:重曹の2倍量のクエン酸を溶かしたもの」を排水管内部やパーツに振りかけていきます。シュワシュワっと泡立ちが始まったら、5分から20分以上放置して待ちます。
時間がたったらシャワーで汚れごと洗い流していきます。湯温ついては、排水口を清掃した時と同じように50℃ぐらいが最適です。この作業のポイントは重曹をしっかりと汚れに馴染ませておくことで、後でクエン酸水をかけた時に最大の効果を発揮します。
シュワシュワの成分が排水管内にこびりついた詰まり汚れをどんどん剥ぎ取ってくれるのです。そして、最後にまた熱めのお湯を排水管内に目掛けて流し込みましょう。
詰まりが改善されてスムーズに流れていきます。
まとめ
この記事では、キッチン排水口清掃をする時に大活躍の重曹とクエン酸の使い方について紹介してきました。
重曹とクエン酸を活用したこれらの清掃方法は、世界の環境保護の風潮とも相まって認知度が高まりつつあります。
100円均一ショップなどでも重曹やクエン酸を使用した清掃アイテムが棚に並べてありますが、自宅でもぜひ重曹とクエン酸を使った方法を試してみてはいかがでしょうか。家計のコスト削減にもなり、掃除が楽しくなってくるかもしれません。
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